徳川家康が武田信玄をリスペクトする理由

 

徳川家康が人生で一度の大敗北！

家康は合戦上手で、あの豊臣秀吉にも合戦(小牧長久手の戦い)では敗北しませんでした。

そんな家康ですが、若かりし頃に武田信玄に完膚なきまでに敗北しています。(三方ヶ原の戦い)

織田信長の天下獲りの最中、

当時の家康は織田信長と同盟関係にありました。

織田信長の台頭を快く思わない武田信玄は、大軍をもって西上(上洛)を開始します。織田信長に決戦を挑むためです。

 

家康、プライドを傷つけられる

武田信玄は上洛道中の家康領を華麗にスルーして突き進みます。

しかし、

信玄と戦う気満々の家康はスルーされて激怒！

浜松城に籠城していたのに打って出て信玄の背後を攻撃します。世にいう三方ヶ原の戦いです。

当然のごとく家康の行動は信玄に行動は読まれていたので、

逆に待ち伏せされてボロボロにされてしまいます。

家康は命からがら撤退して・・・という有名な話となりました。

敗北後に絵師に書かせたと伝わる家康画。「しかめ像」

家康が尊敬した！？戦だけではない、武田信玄の偉大な功績

武田信玄という武将は、屈強な騎馬軍団を率きつれて、強い、ひたすら強いというイメージですが・・・。(親父の主観注意)

勿論、それだけではありません。

「信玄堤」って聞いたことあると思います。

領民の命を脅かす洪水や河川の氾濫を防ぎ、豊かな収穫をもたらす水田を増やした信玄の偉業ともいえる治水事業のひとつであります。

家康は信玄堤の要領も取り入れて天下統一後の治水事業を行っていきました。

 

※「信玄堤」とは？

武田領であった甲斐の国。

山に囲まれた甲府盆地は開墾する平野部もすくないうえに、釜無川と笛吹川という二大河川が流れ、時には氾濫もある悩みを抱える土地であった。

信玄は治水事業を進めて、両川の一方である釜無川の流れを堤により変更した。それにより氾濫のリスクが減り、水田開発が進んで豊かになった。

自分に黒星をつけた信玄に対する思いとは

 

武田信玄没後、織田信長は武田氏を滅ぼします。

家康は武田の旧領の一部を手に入れ、自分を破った武田の遺臣を召し抱えます。

信玄の強さを認めて、その偉大な功績をリスペクトすることにより、

武田の遺臣達の人心掌握も考えていたのかもしれません。

武田旧領である甲斐の国は、

家康天下の後、徳川家の一族や譜代大名に治めさせます。

重要な拠点であるとともに、家康の信玄に対する思いがあるに違いないと親父は考えます。

 

今日はこの辺で。

↓ポチットお願い申し上げます<m(__)m>。

人気ブログランキングへ

 

 

 

 

 

 

  関連記事